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【釧路】女子アイスホッケーの全日本選手権で三連覇を達成し、日本代表選手も多く輩出している強豪の六花亭ベアーズ（釧路市）が解散した。資金援助をしてきた六花亭釧路がスポンサーを降りたためで、既に活動を停止した。選手たちの間では、チームを再結成する動きも出ている。

　十三日に六花亭釧路が選手を集めて開いた総会で解散を通告した。選手たちは大きな衝撃を受けた様子だったという。

　六花亭釧路の小田静司社長は「（スポンサーとして）三連覇し、十五年目で節目と感じた」と説明。同チームの総監督を務めていた釧路アイスホッケー連盟の矢口正光会長が四月に死去し、精神的な支柱を失ったことも引き金となったという。

　選手は現在、中学生から社会人までの二十四人で、多くは仕事をしながら練習を続けてきた。発足当時から活動する最年長のエースＦＷ十川由希選手（２９）は「急すぎて驚いた」と戸惑う。藤井亜希主将（２７）は「金銭的な負担が増すことは承知しているが、大好きなホッケーは続けたい」と話す。

　六花亭ベアーズは、一九七九年に発足した前身の釧路ベアーズを引き継ぎ、九三年に六花亭釧路がスポンサーとなり誕生。全日本選手権では今年二月の三連覇達成を含む優勝五回を果たした。



北海道新聞引用