北海道・札幌・ススキノの今

離婚や養子縁組、遺産分割といった家事事件で、弁護士にアクセスしやすくしようと、大阪弁護士会は「法の日」の１０月１日から「家事当番弁護士制度」を始める。

　大阪家裁の家事事件の当事者になった人に、初回の３０分間、無料で相談に応じる。全国初の試みという。

　２００６年版の弁護士白書によると、０４年に夫婦関係をめぐる調停は全国で約６万件、遺産分割調停は約９０００件あったが、弁護士が関与したのはそれぞれ２２％、６１％。

　同会の小谷寛子副会長は「本人同士では、十分に意向が伝えられなかったり、感情的になったりすることもある。早期に適切な助言を受ければ、スムーズな解決につながる」と話している。

　１日には、家裁送致後、少年鑑別所に身柄が拘束される観護措置の決定を受けた少年を対象に、希望に応じて弁護士が付添人として初回無料で面会する「少年付添当番弁護士制度」もスタートする。

(北海道新聞　引用)