北海道・札幌・ススキノの今

２７日に帯広市単独で開幕するばんえい競馬を前に、帯広市と市から業務を受託するオッズパーク・ばんえい・マネジメントは２３日、記者会見し、帯広競馬場の改装工事の状況を発表した。

　過去のアンケートで来場者らが指摘した「暗い」「汚い」「煙たい」といった意見を参考に、イメージアップにつながる改善を試みたという。外国の競馬場をイメージして外壁をモスグリーンに塗装し、入り口に迫力あるばん馬の大型看板を掲げた＝写真＝。内壁の塗装作業は市民ボランティアも協力した。

　従来のパドックはスタンド前に移して跡地に馬と触れ合えるコーナーを新設し、「家族で楽しめる競馬場」を心がけた。さらに日本たばこ産業（ＪＴ）が費用の一部負担とノウハウを提供して、場内に喫煙コーナーを設置。同社が設備面で競馬場の分煙化にかかわるのは全国でも初めてという。

　また、市は開催日数１５０日間（うち４２日間はナイター競馬）の２００７年度開催計画を発表した。昨年度までの４市から１市開催になったことで、１日平均の馬券発売額を前年比１７％減の７４３５万円と試算。総額で１１１億５２００万円の売り上げ目標を掲げ、まずは収支均衡を目指す。

（読売新聞引用）