北海道・札幌・ススキノの今

北海道内は１４日、発達した低気圧が通過した影響で、大樹町や広尾町など太平洋側の一部でまとまった雪が降った。札幌管区気象台によると、同日午後５時までの２４時間降雪量は大樹町２９センチ、広尾町２６センチ、新千歳空港でも１２センチを記録した。

　同空港では午後３時半までに、予定されていた国内線の発着便の３分の１を超す４９便が欠航、４２００人以上の乗客が影響を受けた。遅延も６６便にのぼった。同空港事務所は、「４月にこれだけ欠航が生じるのは珍しい」と話す。

　降雪量１６センチを記録した帯広市では朝から除雪車が出動、市民は車に積もった雪を払った。市内の緑ヶ丘公園では、市民が散歩に連れてきた犬たちが、一面の雪を喜んで駆け回っていた。

　同気象台によれば、１５日も夕方まで、太平洋側西部や日本海側南部などで雪が降る見通し。その後、天候は回復し、１６日には多くの地域が晴れそうだという。

（読売新聞北海道版引用）