北海道・札幌・ススキノの今

【函館】住宅販売、流通業などのテーオー小笠原（函館、小笠原康正社長）は十日、函館市梁川町で営業するテーオーデパート本店を十一年ぶりに全館改装すると発表した。改装オープンは十月下旬。個人消費が伸び悩む中、道南最大規模の書店の入店や、午後九時までの終業時間延長で、従来の中高年層に加え、若い世代などの顧客開拓につなげたい考えだ。

　同デパートは六階建てで、売り場総面積一万三百十七平方メートル。全館改装は一九九六年十月以来となり、総工費は一億数千万円の見通し。今月末に着工し、改装中も営業を続ける予定だ。

　新規出店する「文教堂書店」の売り場面積は約千六百五十平方メートルで、専門書や文芸書を充実させる。

　英国生まれの化粧品専門店「ザ・ボディショップ」も函館市内に初出店。改装効果により数年後には年間売り上げが前年度比五％増という安定成長を目指している。
(北海道新聞　引用)